2025.02.01

心と体を整える、更年期のセルフケア。熊本・女性鍼灸師が伝えたいこと

【熊本】女性鍼灸師が教える!更年期の不調をラクにするセルフケア&おすすめツボ3選

女性ホルモンの変化によって、心と体にさまざまな不調が現れやすい更年期。
この時期を上手に乗り切るために欠かせないのが「セルフケア」です。

今回は、熊本市で多くの女性に寄り添う 「鍼灸やどりぎ」院長・豊田直子さん に、今日から始められる更年期のセルフケア方法や、おすすめのツボを教えてもらいました。


更年期の不調は「体と心の声」を聞くサイン

更年期は、ホルモンバランスの変化によって体も心もゆらぎやすい時期です。
鍼灸やどりぎには30〜40代の女性が多く訪れ、
「なんだか疲れが取れない」「やる気が出ない」「眠ってもスッキリしない」
といった“なんとなくの不調”を感じている方が多いそうです。

豊田さんはこう話します。

「不調を感じたときに大切なのは、今の自分の状態を知ること。
休息や睡眠は足りているか、ストレスを抱えていないかなど、
自分の心と体に優しく寄り添うことがセルフケアの第一歩です。」

頑張り屋さんほど、自分の疲れやストレスに気づかないもの。
「心と体はつながっています。無理せず“頑張らない”ことを意識してみてくださいね」と豊田さん。

豊田さんが実践する更年期セルフケア

セルフケアには、食事・運動・ツボ押し・アロマなどさまざまな方法がありますが、
豊田さんが特に大切にしているのは「睡眠」だそう。

「心身が疲れたとき、睡眠は最高のお薬になります。
よく眠ることで、体のバランスが整いやすくなるんです。」

さらに余裕がある日は「お灸」も取り入れているとのこと。
足にはプレ更年期・更年期の女性に効果的なツボが多くあります。
最近は、火を使わないタイプや煙が少ないタイプなど、手軽に使えるお灸も登場しています。
無理のない範囲で試してみましょう。

「セルフケアを“頑張ること”は目的ではありません。
自分をいたわる時間を楽しんでくださいね。」


プレ更年期・更年期の不調におすすめ!ツボ3選

① 湧泉(ゆうせん)

足裏の中央付近にあるツボ。
効果: 頭痛、喉の痛み、精神的不安、婦人科系の不調、不眠などに。

② 失眠(しつみん)

かかと部分にあるツボ。
効果: 更年期の不眠、冷え、むくみ、PMS、膝関節痛、神経症など。

③ 三陰交(さんいんこう)

内くるぶしの上、指4本分の高さにあるツボ。
効果: 更年期障害、生理痛、生理不順、胃腸の不調、冷え性などに。

豊田直子さん プロフィール

小学生の男の子を育てるママ鍼灸師。
看護大学を卒業後、2011年にはり師・きゅう師の資格を取得。
自身の体調不良を鍼灸で改善した経験から、女性の健康を支えることを志す。
美容鍼灸・マタニティ鍼灸なども学び、2017年に 「鍼灸やどりぎ」 を開業。


💡まとめ

更年期は「心と体のバランスを取り戻すチャンス」。
無理せず、睡眠・お灸・ツボ押しなど、自分に合ったセルフケアで整えていきましょう。